-
山の雪 美しき河 森の霧
日本の山の雪、美しき河 森の霧
日本人の水に対する思いを白と黒の対比で見つめる、魅力的な風景です。 -
暮らしのなかの日本古来からの白と黒
日本の白壁 漆喰の白
日本の黒塀 黒い漆喰
日本風土に培われた、白と黒の対比が面白く魅力的です。 -
山村の暮らし
写真のタイトルは、山人です。
この写真は(1971年頃より撮影)山村の生活です。
私は東京生まれの東京育ちで、21歳から印刷会社のスタジオで
商業写真を撮っていました。
都会にどっぷり浸かった私が、山村の生活を耳にしたのがきっかけで出かけました。
初めて山奥の村を目にしたときの驚きは、100年前の日本を見るような不思議感覚に
おちいりました。
最初の頃は小型カメラでたくさん撮っていたのですが、山村の時間はゆっくりと動いて
いました。このゆっくりとしたスローライフを表現するために、
私は8×10インチ大型カメラを持ち出し背負子に撮影機材を背負い歩いたのです。
「写真を撮らせてください」と山人に声をかけると、「何処から来たのか」と訪ねられる、
山人と話をしながら撮影をする。
撮影が終わると「お茶でも飲んでけ」「たくわんでも食っていきな」とくるが、 都会人のせっかちな私には、時間がどんどん過ぎていき、山村の日の沈むのは早く、今日という日はもう終わり。
山人は、人なっこいのか、人が珍しいのか、優しい人々なのです。
自分の生活と比べると、山人の自給自足の様な生活が魅力的に思えるのです。